3D 自動乳房超音波
（ABUS）

Invenia ABUSは、乳腺組織が高濃度の女性に向けた、革新的な乳がんスクリーニングです。

Invenia ABUS　乳房用超音波自動画像診断装置とは何ですか？

InveniaTM ABUS（乳房用超音波自動画像診断装置）は、快適で非電離の超音波検査です。乳腺組織が高濃度の女性に適した、代替のスクリーニングオプションです。

なぜInvenia ABUSスクリーニングが必要なのですか？

マレーシア人女性の約70％～80％は乳腺組織が高濃度です。乳腺組織が高濃度の女性は、がんを発症するリスクが4～6倍増高くなる可能性があります。マンモグラフィは、乳腺組織が高濃度な乳房ではがんの33％を見落とす恐れがあります。マンモグラフィで正常あるいは良性という所見が出されたのちに、Invenia ABUSは55％以上の浸潤がんを発見したことが証明されています。

「乳腺組織が高濃度」-それはどういう意味ですか？

乳房は脂肪と乳腺組織でできています。乳腺組織より脂肪が多い女性もいれば、脂肪より乳腺組織が多い女性もいます。乳腺組織が多いと、マンモグラフィではより白く見え、高濃度とみなされます。マンモグラフィではこぶやしこりも白く見えるため、高濃度の乳腺組織によって、しこりが隠されてしまうことがあります。高濃度な乳腺組織は、乳がんを発症するリスクの増加とも関連しています。

とはいえ、乳腺組織が高濃度でも、異常というわけではありません。それはあなたの一部であり、緑色の目や赤い髪を持っているようなもので、あなたが簡単に変えることができるものではありません。乳腺組織が高濃度なのは一般的なことであり、女性の70％は高濃度の乳腺組織をもっています。乳腺組織が高濃度の女性ではマンモグラフィの可視性が限られているため、マンモグラフィに加えて超音波でスクリーニングを行うと、がんを発見する割合が上がる可能性があります。

Invenia ABUS検査の手順は？

Invenia ABUS検査を行う過程では、3D超音波技術を用いて、乳腺組織が高濃度の女性を快適かつ迅速に画像化します。検査には約15分かかります。

検査で使用されるReverse CurveTMトランスデューサーは、女性の解剖学的構造に合わせて形づくられています。それにより、検査中の患者の快適さと乳房の撮影範囲の両方が向上しました。 15cmという広視野の高周波トランスデューサーは、乳房全体に均一な圧力を自動的にかけ、オペレーターの技量に関係なく、一貫した再現性の高い画質を実現します。収束走査線形状により、ビームの屈折は最小限に抑えられます。

臨床的価値

Invenia ABUSは、高濃度の乳腺組織を持つ女性をスクリーニングするためのFDA承認の装置です。多くの施設で15000人以上の被験者を対象に行われた前向きな臨床研究に基づいており、診断とスクリーニングの両方の目的に使用できます。この研究で検出されたがんの大部分は、マンモグラフィでは見逃された、小さく、非浸潤性で、リンパ節転移のないがんでした。 Invenia ABUSは、オペレーターの技量によるばらつきを減らし、3D超音波効果により、包括的な分析とマルチ・モダリティ検査との比較を可能にします。

この臨床研究により、手術に先立ち乳房の全体像を把握し、正確で費用対効果が高い、乳がんの非浸潤期というステージの分類が確認されました。

ABUS画像の構造

ABUS 3D画像により、臨床医は乳腺組織を徹底的かつ効率的に検査できます。冠状面のマルチ・スライスにより、医師は疑わしい所見をより明確にすることができます。

Invenia ABUSは患者にどのような利益をもたらしますか？

非侵襲的、非電離放射線、リアルタイムで経済的な性質。
侵襲的検査の必要性を減らすのに役立ちます。
患者を放射線にさらすX線またはCTによる検査の代替手段を提供します。
乳腺組織が高濃度で、以前に乳房への浸潤がない女性では、がんの検出が55％増加することが実証されています。
検査時間が短くて快適です。